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[写真:8/頼りになるのは、やはり配偶者]

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54%の老人が息子の援助を期待しているが、現実に息子から受けているのは47%である。約3分の1の人は自分で賄わなければならない状況だ。おいしい食事をつくってくれる人は、主に配偶者と自分自身(女性)が多い。ここでは現実と理想はあまり違いはない。
心理的な面では、話相手や慰めてくれる人は、配偶者(32%)と隣近所の人・友人(35%)で、理想とあまり差がない。また、息子にそれを期待する割合が18%で、現実より7%高い。旅行の伴侶としては、現実にはもちろん配偶者が一番多く37%を占めているが、理想としては23%が息子と旅行したいとしているが、実際には17%しか実行されておらず、その差は6%となっている。また、25%が自分一人で旅行

表2−22 60歳以上高齢者の心理的支援者、支援の種類と程度 1989年 (%)

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資料:李孟芬、「台湾老人の非正式社会支援と生活満意度の関係研究」、台湾地区老人保健と生活研究論文集(第一輯)台湾省家庭計画研究所、1993年。
(注:本表の統計は有配偶者と子供を持つ高齢者に限る。)

 

 

 

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